2015年1月14日水曜日

クラウド比較に使うWRSとは

WRSとは、WordpressResponseSpeedの略です。
知ってる人が居たら結構怖いです。
なぜなら私が勝手に考えたベンチマーク単位だからです(微笑)
簡単に言うと、「完全初期状態のwordpressの読みだし性能」です。

当サイトではWRSを使用して比較をしていきます。
WRSとは、apache / mysql / wordpress3.0 を全てデフォルトの状態でインストールし、
そのトップページにabで取得した1秒間のレスポンス回数です。
wordpressを3.0にしているのは、最適化されておらず、ほどよい負荷が掛かる為です。
回数ならTimeじゃないか。という突っ込みもあるかもしれませんが、
WRTだとDD-WRTと被ってしまい、DD-WRTを検索したい人に恨まれるので、
WRTではなく、WRSとしました。ちなみにWRSで検索してもIT系は殆どヒットしませんでした。

デフォルトのwordpress構成なので、phpがボトルネックになります。
CPUを上手く使えないので、CPUに負荷が掛かる形になり、
CPUの性能によって大きく結果が変わります。
従って、CPUの性能が顕著に出る比較となり、また完全デフォルト状態での実施の為、
Diskの性能も少し加味される形になります。
出してみて比較すると意外に良い感じな指標になるため、この方式を採用しました。

現在は以下構成で比較をおこなっています。

#OS:Ubuntu 12.04.1 LTS(64bit)
#apache 2.2.22
#MySQL 5.5
#PHP 5.3

Ubuntu 12.0.4 LTS(64bit)のapt-getでインストールされる最新のミドルウェアが
上記となっており、それを使用しています。
以下、環境構築方法と計測ルールになります。

環境構築


・以下、Ubuntu上で実施
apt-get update
apt-get install apache2 mysql-server php5 php5-mysql
wget http://ja.wordpress.org/wordpress-3.0-ja.tar.gz
tar xzvf wordpress-3.0-ja.tar.gz
mv wordpress/wp-config-sample.php wordpress/wp-config.php
mv wordpress /var/www/
/etc/init.d/apache2 restart
mysql -uroot -hlocalhost -e "create database database_name_here"
mysql -uroot -hlocalhost -e "grant all privileges on *.* to username_here@localhost identified by 'password_here'"

・以下、WebUI(http://[GlobalIP]/wordpress/)にアクセスして設定
サイトのタイトル:pc-concierge.net
ユーザ名:admin
パスワード:adminadmin
メールアドレス:abc@abc.abc
チェックボックス:外す
(このサイトが Google や Technorati などの検索エンジンに表示されるのを許可する。)
上記でインストール実施


計測ルール


localhostから計測
以下アドレスで試験
http://localhost/wordpress/
apache、mysqlはオプション変更毎にリスタートして計測
ab -n 1 -c 1 http://localhost/wordpress/
ab -n 10 -c 10 http://localhost/wordpress/
ab -n 100 -c 10 http://localhost/wordpress/
ab -n 100 -c 100 http://localhost/wordpress/
ab -n 1000 -c 100 http://localhost/wordpress/
上記コマンド毎の3回の最速値を取得
計測取得値
Requests per second
計測手法に変更があれば更新していきます。
そのうち自動構築系の配布も考えますが、今はコピペでやってます。

皆さんも是非WRSを使って比較してみてください。


それでは良いクラウド構築を!

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